AI(人工知能)を巡ってフランスのパリで開かれた「AIアクションサミット」は「安全で開かれたAIを目指す」などとする共同声明を発表した。しかし、アメリカとイギリスは署名せず規制や開発のあり方を巡る立場の違いが浮き彫りになった。スターマー首相のスポークスマンは「イギリスは声明のすべてには合意できなかった」と述べた。またテクノロジー大手2社の間でジャブの応酬もあった。オープンAIを巡るイーロンマスク氏とサムアルトマン氏の対立の中でマスク氏側は974億ドル、15兆円近くでオープンAIに買収を提案した。オープンAI・アルトマンCEOは、Xに「お断りする。よかったら97億4000万ドルでツイッターを買いるよ」と投稿し反撃した。初めての外国訪問となったアメリカ・バンス副大統領は「AIへの過剰な規制は変革を生む産業を潰すことになりかねないと考えている」とAIと規制に関するアメリカの立場をはっきり述べた。このようにアメリカ以外での規制にはっきり異議を唱えた。EUのフォンデアライエン委員長はAIのインフラ整備のために2000億ユーロを投じることを明らかにしたが、競争力を持つためには柔軟である必要があると述べた。
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