コミュニティノートは、利用者どうしが誤った投稿を指摘し合い、情報を補足できる仕組みで、その情報が役に立つと評価を集めることで、一般に公開される。研究グループが去年の兵庫県知事選挙の期間中に作成された選挙関連のノートを抽出して分析した結果、165件のノートでは、一時的に公開されたものが5件あっただけで、ほとんどが一般に公開されていなかった。このうち、候補者の稲村和美氏について、当選したら、外国人参政権が成立するなどとする投稿に対しては、本人が否定していることなどを補足するノートが公開されないまま、もとの投稿が50万回以上閲覧されていた。選挙では主張が対立して誤った情報に対しても評価が分かれやすいため、ノートがほとんど公開されず、機能しなかったと考えられるという。
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