過去最多56人が立候補した東京都知事選挙。投票率は60.62%、前回を約5ポイント上回った。有権者たちはどんなところに注目して投票したのか。番組は品川区在住の一家を取材。両親と幼い子ども2人の4人家族。投票日の前日、夫婦が見ていたのは動画サイトに投稿された候補者の対談。今回の選挙、2人が注目していたのは石丸氏。石丸氏の原動力となったのがSNSの積極活用。石丸字はもともと銀行員。広島・安芸高田市長を2年務めたのち都知事選へ。政党の支援なしで選挙戦に臨んだ。先月有楽町駅前で演説した時には石丸氏の周辺にはSNS用の写真や動画を撮る撮影スタッフが。演説の様子などをSNSにあげ、若い世代にその活動を広く伝えていた。YouTubeの登録者数は主要4候補の中で最も多く約30万人。選挙期間中10万人以上増えた。今回初めて投票する大学1年生は石丸氏に投票。一方、石丸氏以外の候補者に期待する声も。小池氏に投票したという。また誰に投票するか当日まで迷っている人も。取材した品川区在住の幼い子ども2人を持つ夫婦もきのう投票所へ。石丸氏に投票したという。そしてきのう午後8時過ぎ、当選したのは現職の小池百合子氏。約291万票を獲得。3期連続の当選となった。一方小池氏に挑んだ蓮舫氏は苦戦を強いられ約128万票、3位という結果になった。その蓮舫氏を上回る約165万票を獲得し2位となったのが石丸伸二氏。過去最多56人が立候補した都知事選。投票率は前回を上回る60.62%。小池都政の3期目が始まる。