吉崎さんはきょうの経済視点に「J.D.ヴァンス演説」と挙げ、「今月第二期トランプ政権でいろいろありすぎて、一つだけ歴史に残ることを挙げるとしたらなんだろうって考えるとこれじゃないかなと思う。2月14日にミュンヘン安保会議に登場したヴァンス副大統領が思いっきり悪口を言った。『ヨーロッパの問題は中国やロシアなどの外敵ではなく内部にあるんじゃないか。言論の自由と民主主義が危うくなっているのではないか』と言い、ヨーロッパの首脳たちが最初のうちは拍手しているけどだんだん凍りついていって、最後はシーンとしてしまうっていう強烈な内容だった。2018年にマイク・ペンス副大統領がやった反中演説が米中関係悪化の決定的なポイントになったのとちょっと似ている。我々はよく”欧米”って一言でいうが、”欧”と”米”がかなり強烈な仲違いをしてしまっていて、このあとウクライナ問題もどうやってまとまれるのかという転換点だったかもしれない」などと話した。
深谷さんはきょうの経済視点に「スタグフレーション」と挙げ、「先週セントルイス宣言の詳細が明らかになり、『リスクが有る』と言及されていたが、実際に消費者の財布の紐は固くなってきている中で関税とインフレ圧力がまだかかりそう。それが実現してしまうとFRBはなかなか難しい舵取りで、契機が悪くなっているが利下げできないということになる。そうするともう少しほったらかしにするしなかくなり、契機がかなり凹んでしまうというリスクが有るので気をつけないといけない。ならなくてもマーケットを意識するだけで結構影響がある。ドルに対してちょっと弱気になってくるかもしれない」などと話した。
深谷さんはきょうの経済視点に「スタグフレーション」と挙げ、「先週セントルイス宣言の詳細が明らかになり、『リスクが有る』と言及されていたが、実際に消費者の財布の紐は固くなってきている中で関税とインフレ圧力がまだかかりそう。それが実現してしまうとFRBはなかなか難しい舵取りで、契機が悪くなっているが利下げできないということになる。そうするともう少しほったらかしにするしなかくなり、契機がかなり凹んでしまうというリスクが有るので気をつけないといけない。ならなくてもマーケットを意識するだけで結構影響がある。ドルに対してちょっと弱気になってくるかもしれない」などと話した。