全国の小学6年生と中学3年生を対象にした学力の経年変化分析調査結果が先週発表されて、中3数学を除く、全ての科目で平均スコアの低下がみられた。また、学校外での過ごし方を見てみると前回の調査と比較して勉強時間は短くなりスマートフォンの使用時間が長くなっていた。こうした結果に専門家の松本肇氏は「集中力がそがれると勉強時間がどうしても少なくなってしまう。学力低下にもつながる。どんな通知が来てるのか友達が何か連絡してきているんじゃないかと、その通知に気がいってしまうというのが一番の原因だと思われる」など指摘。教育現場での対策をしているのか東京・荒川区の植田塾では、今年4月から教室の入口に携帯電話を置くケースを設置したという。こうした対策によりメリハリが出て塾生たちの集中力アップにつながっているという。