齋藤さんはドイツの思想家ニーチェによる「評価は想像である」という言葉を紹介。本来は出来上がったものに評価が下されるものの、事前に評価する基準を伝えることが新たなものを生み出すことに繋がるという意味合いとなっている。例えばバスケットボールはかつてはどこからシュートを決めても2点だったのに対し、1985年には新ルールとして遠くからのシュートを評価するために3ポイントシュートが採用され、3ポイントシューターが注目されるなど、ルールの変更によって様々なものが生まれていくことは少なくない。生活においても頼み事のみを伝えると思っていたことと違う結果となることがあるが、「100回程度こすればOK」などと具体的な内容を伝えることで頼まれた側は意識して行動しクオリティーを上げることに応用できる。