- 出演者
- 笑福亭鶴瓶 杉原凜 松山ケンイチ 菊地亜美 松井ケムリ（令和ロマン） 佐々木久美
今夜は真夏の危険SP。
2007年8月、沖縄県名護市の病院に40代男性が診察にやってきた。2週間前ぐらいから風邪っぽく、食欲不振だという。大濱俊彦医師は患者の口から果物が腐ったような甘酸っぱい臭いがすることに気づき、採血を行った。健康な男性の血糖値は100前後だが、この男性は1150という数値を叩き出していた。同様に血中のケトン体の量を示す数値も平均の10倍。ケトン体が増えると口臭や尿から甘酸っぱい匂いが出ることがある。大濱医師は1型糖尿病の可能性を疑った。なんらかの原因で自己免疫細胞が膵臓を攻撃して破壊するため、インスリンの分泌ができなくなってしまう。
松山ケンイチは沖縄で映画の撮影をしていて、昼休憩の際に横臥していた。だが、起き上がれず、熱中症と診断された。松井ケムリは音声AIアシスタントにエアコンの設定温度を指示しても、「もうなっています」と言われたという。
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- 熱中症
大濱医師は診察結果から、ペットボトル症候群を疑った。スポーツドリンクや甘い炭酸飲料などを大量に飲むことで血糖値が異常に高くなり、倦怠感や意識障害を引き起こすとされる。過去には数日に渡ってスポーツドリンクを過飲し、急性の糖尿病を発症した患者がいて、意識を回復するまで2日を要したという。大濱医師は患者に「何か甘いものを飲んだり、食べたりしましたか？」と訊ねると、男性は2週間、みかんの缶詰とアイスクリームを朝、昼、晩と食していた。みかんの缶詰は長期で保存するため、高濃度の糖分が入ったシロップに漬けられていることが多い。番組で実験を行うと、みかんの缶詰のシロップにはスポーツドリンクの3倍近くの糖分が入っているとわかった。男性は高濃度のシロップを過剰摂取し、ペットボトル症候群を発症していた。1週間の入院を終え、無事に担任。半年後にはインスリン治療がなくても血糖値のコントロールができるようになったという。
東海大学医学部付属病院 高度救命救急センターの守田誠司氏は一刻を争うなか、ある少女の治療にあたった。のちに医療の専門誌で取り上げられることとなった。
瓶ジュースを一気飲みした少女の舌が瓶にはまってしまった。母親が気づくと舌は紫色に変色し、救急車を呼んだ。搬送先は東海大学医学部付属病院 高度救命救急センター。手足の場合、30分以上血流が止まってしまうと危険な状態となり、最悪の場合、その部分が壊死してしまう可能性もある。守田医師は全身麻酔で舌の筋肉を緩ませて瓶から抜く手法を考えたが、リスクがあった。
松井ケムリは店で知人と鍋を注文し、ガスコンロに点火したら一瞬だけ机上が火に包まれたという。佐々木久美が心境を述べると、菊地亜美は「家じゃないんだから」と声量不足を指摘した。
点滴で使う針は金属の針を柔らかい管で覆っており、血管に刺した後金属の針を抜き、柔らかい管を残置する。守田医師は、挟まった舌のU字部分にこの柔らかい管を入れられないかと考え、無事に舌を瓶から抜くことに成功。瓶の中に空気が入ったことで内部の圧力が高まり、舌を押し出す力が働いた。守田医師はこのケースを診療に役立つ情報として医療雑誌に寄稿した。
元AKB48でタレントの大家志津香は起床すると、沢山の氷を入れたコップでアイスティーを飲み、氷も食していた。家に氷がない時は無性に焦り、急いでコンビニへ買いに走った。同居していた北原里英からは「氷食べ過ぎじゃない？」と言われたという。会食の際、トイレに行く時に氷を口に含み、映画館では爆音が鳴るシーンで氷食していたという。
佐々木久美はセミが大の苦手で、セミから逃げようと自宅から学校まで全速力で走ったことがあった。松山ケンイチは舞台でセミの役をやったことがあり、「映像で見ていただきたい」と語った。
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- 遠い夏のゴッホ
氷を食べ続ける生活を7年間続けていたところ、大家志津香の体調に異変がみられた。医師から「毎日踊っていられるかわからないくらい血が薄すぎる」と指摘されたという。重度の貧血だった。貧血の患者がなぜ氷を欲するのか。メカニズムはまだ解明されていないが、大家によると氷を食べている時は幸福感が得られたという。
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- 氷食症
氷食症は鉄分の補充を薬、注射治療を行うことで症状が改善する。大橋一夫医師は「氷をガリガリと噛むことによって脳の血流が増加し、脳の代謝がよくなったり、あるいは精神的な安定性をもたらされるということが推測されています」と解説する。
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- 氷食症
「カズレーザーと学ぶ。」の番組宣伝。
「上田と女が吠える夜」の番組宣伝。
松山ケンイチによると、ビニールハウス内で感じる暑熱が東京の暑さに近いという。そんな松山は声優を務めた「星つなぎのエリオ」を告知した。
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- 星つなぎのエリオ
大家は鉄分を補充する鉄剤という薬を飲み、体調も回復して元気になったという。
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- 氷食症
「ザ！世界仰天ニュース」の次回予告をした。