- 出演者
- 笑福亭鶴瓶 杉原凜 飯尾和樹(ずん) 辻野かなみ(超ときめき♡宣伝部) 杏ジュリア(超ときめき♡宣伝部) 坂井仁香(超ときめき♡宣伝部) 小泉遥香(超ときめき♡宣伝部)
今夜の仰天は「知らないと危ない食の危険SP!」。SNSなどで話題のお菓子を食べ高校生が次々と倒れた。医師も驚いた症状とは。自然界最強の毒素を持つ菌が家庭のある食べもので発生。女性が命の危機となる。
去年の7月、都内の高校に何台もの救急車が殺到した。中には大規模災害などで出動する特殊な救急車もあった。14人もの生徒があるものを食べて救急搬送になったという。1時間目の休み時間に男子生徒の1人があるものを持ってきていてそれは「激辛ポテトチップ」だった。それには「ブート・ジョロキア」と呼ばれる唐辛子の一種が入っており、チリソースの200倍の辛さがある粉がたっぷりと入っていた。このポテトチップには「18歳未満食べるの禁止」という注意書きが大きく書かれていたが、それを学校に持ってきていたのである。その激辛ポテトチップには多くのYouTuberが挑戦しており、悶絶する辛さが話題となっていた。好奇心旺盛な高校生に挑戦者がいないはずはなく、たった1枚で口の中が焼けるような痛みとなっていた。どれほど激辛なのかと逆に志願者続出となってしまい次々と挑戦者が現れ、33人の生徒で1袋を食べ切った。
18歳以下は控えるようにとあったスナック菓子だったのだが、その激辛ポテトチップで後にとんでもない事態になってしまう。ある生徒は食べた直後から汗が止まらず、口にヒリヒリとした痛みがあった。さらに激しい腹痛になる生徒もいた。しばらくすると辛さは落ち着き始め、口のヒリヒリ感は治まっていた。しかし、なぜか汗が止まらない。多少の違和感はあったが、直に治まるだろうと思っていたが激辛チップスを食べて3時間後に次々と始まってしまう。多くの生徒が頭痛や吐き気を訴え始めたのである。この以上な事態に教師たちもすぐに対応し、保健室は体調不良の生徒で溢れかえった。その数は10人以上となり学校は119番通報した。ポテトチップを食べた33人のうち、14人もの生徒が救急搬送となってしまった。そして医師も驚く症状を発症となる。
激辛ポテトチップを食べて高校生が次々と倒れ、14人が救急搬送された。その連絡は搬送先の病院にいた谷川智行医師の元にも伝わった。医師は激辛で搬送された患者を診たことがなく、まずは食べたものの成分を確認すると主要成分はカプサイシンで毒物や薬剤は入っていなかったという。このカプサイシンは胃や腸に入ると粘膜を刺激し炎症を起こすことがありその結果食べてから1時間以内に腹痛などの症状を引き起こすとされていた。しかし搬送された生徒の中には1枚食べただけの女生徒もいた。
ゲストを紹介し、超ときめき♡宣伝部が「最上級にかわいいの!」を歌ったりした。
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激辛ポテトチップを食べ救急搬送された女子高生。それは「迷走神経反射」というもので辛いものなどの刺激に対して体が過剰反応し、15分以内に血圧が急激に低下してめまいや失神を引き起こすという症状である。彼女も急激な血液低下を引き起こしたと思っていたが、生徒たちが激辛のポテトチップを食べたのは3時間も前だった。つまり彼女の症状は迷走神経反射によるものではないため一体何が起きたのだろうか。実際に谷川智行医師に話を聞くとカプサイシン中毒が起きていたとのこと。カプサイシンは交感神経を刺激し副腎からアドレナリンが分泌され、適量であれば疲労回復・食力増進などの効果があるが大量に吸収されるとアドレナリンが過剰分泌され頭痛・動悸・多量の汗をかくなどがあるという。そのため心臓疾患のある人や血圧の高い人は心臓へ過度の負担がかかる可能性があり、注意が必要とされている。おととし9月には心疾患を持つ少年が激辛チップスを食べた直後、死亡した事故が起きていた。しかしなぜ1枚のポテトチップでカプサイシン中毒になってしまったのか。高校生は体が未発達なため大人よりもカプサイシンに対して過剰に反応したと考えられるという。吸収されたカプサイシンは強制的に取り除けないため、彼女は一体どうなってしまうのだろうか。
激辛ポテトチップでカプサイシン中毒になってしまった女子高生。吸収されてしまったカプサイシンは強制的に取り除けないため、自然と体外へ出るまで待つしかなかった。女子生徒はその後症状は改善し、他の生徒もその日のうちに回復した。この事態を受け激辛チップスの製造会社は「搬送された方並びに体調不良を訴えられた方の一日でも早い回復をお祈り申し上げます」などとコメントを発表。実はこの5年前にも長野県の高校の文化祭で激辛を食べて救急搬送された事態が起きていた。5人が入院したというが何を食べたのだろうか。
小泉遥香は週4.5回辛いものを食べ辻野かなみも週5、6回食べるとのこと。また杏ジュリアはあ辛いものが得意でカレーの10辛とか食べたことあると話した。坂井仁香は辛いものはダメだが食べれるようになりたいと思い、激辛克服の企画を1人でやっているという。
今から6年前、長野県の高校の文化祭で生徒たちがとんでもない企画をしていた。それは「ロシアンルーレット」で6人のうち4人が激辛ソースにあたるというものだった。こうして激辛ソースの入ったトマトジュースを飲んだ学生12人のうち、9人が腹痛や嘔吐を訴え救急搬送された。回復はしたものの、5人が入院となっていた。激辛ブームの今は口にする機会も少なくはないが、異常な辛さを感じた場合は水よりも牛乳やヨーグルトを摂取すると辛さを和らげることができるという。
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自然界最強の毒素を作り出す菌がある食べ物から体内に入って大変な目にあった女性がいた。その最強の毒素とは「地下鉄サリン事件」を始め数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教が細菌兵器として研究し1gの毒素で150万人以上を死に至らしめる可能性があるという恐ろしい毒素である。その恐ろしい菌が自然界に存在しており、その菌を体内に取り込むことになった彼女は何を食べたのだろうか。2022年2月に朝から体調が優れなかった女性は下痢となっていた。雑誌のライターをしていた彼女はこの日も取材がありそば屋にいた。とても食べる気にはなれなかったが、失礼かと思いつゆを一口飲むとお手洗いに行くと言い出し異常を感じたスタッフは自宅まで彼女を車で送っていた。しかしこの頃には脚に力が入らなくなり、弟家族も住んでいたため甥っ子に運ばれ何とかベッドへ。誰も緊急事態とは思っていなかったが、ベッドの脇で動けなくなっており救急搬送されることとなった。彼女は血圧低下を起こし、ショック状態となっていた。すぐに血圧を上げる昇圧剤と脱水を防ぐ点滴が行われる。その翌朝、専門である消化器科の廣瀬医師に引き継がれ「腸閉塞」という腸管内の食べ物などが詰まって腸管がふさがった状態となっていた。腸閉塞の場合は腸管内に水分が溜まり、吸収がうまく行われないため脱水症状を引き起こすのだという。彼女が発症した脚に力が入らないなどの症状はこの脱水症状によるものだった。腸ぜん動とは腸壁にある筋肉が収縮して食べ物を移動させる動きで彼女の場合、ウィルスなどで腸ぜん動が鈍くなり起きた腸閉塞だと思われていた。だが数時間後に突然昏睡状態となり、呼吸停止となってしまう。診察をしていた廣瀬雄紀医師に話を聞くと呼吸停止は腸閉塞が原因では起こらないという。人工呼吸器を装着し呼吸は安定したが、肺に水が溜まるなどの肺の異常や心臓の異常を調べることとなった。肺にも心臓にも異常はなく、脳から肺へのシグナルも確認したため脳も異常なしということが判明。原因となるものを排除しないと自発呼吸できないため人工呼吸器を外せなくなってしまう。医師はある部分の異常を疑い「呼吸筋麻痺」で考えられる病名を候補として上げていったが、恐ろしい菌による食中毒は入っていなかった。なぜならその菌による食中毒は2000年からこの時まで国内で6件しか発生していない稀な食中毒だったからである。医師たちが原因と考えられる病気を1つ1つ検査していき可能性を潰していった。しかし廣瀬医師らが疑った病名で彼女の症状と合致するものは見つからなかった。現時点でお手上げの廣瀬医師は脳神経内科のある病院への転院を相談した。これが彼女の運命を変えることとなった。電話がかかってきた病床がいっぱいということになったが「ボツリヌス症の可能性は?」と話された。ボツリヌス毒素は自然界最強の毒素とも呼ばれ、その死亡率は5~8%となっていた。その毒性の強さはオウム真理教が細菌兵器として研究しているものだった。ボツリヌス菌という細菌が増殖の時に作り出す毒素によって人体に異常を引き起こし、その毒素は神経を攻撃して筋肉の動きを麻痺させ最悪の場合は呼吸筋が麻痺して死に至ることがあるという。女性の症状はボツリヌス症と酷似しており女性に症状が出る前に食べていたものを聞くと「いずし」という寒い地方で作られる伝統的な発酵食で冷蔵技術がなかった時代に魚の保存食として生まれた料理の名前が出てきた。彼女は地方の知り合いの店で店主からいずしをもらっており、それは店主の友人の手作りで真空パックにしてくれたものだった。彼女は冷蔵庫に半日いれずに放置しており、それをもらった翌日に3分の1ほど食べていた。食中毒の疑いがあるとされた場合は保健所に届け出る義務があるため、廣瀬医師はすぐに保健所に連絡した。また一般的な病院にはボツリヌス症に対する抗毒薬は置かれて いないため、保健所経由で手配する必要があった。廣瀬医師も国立感染症研究所から抗毒薬を手配し、投薬を開始。さらに保健所の職員は女性の自宅からボツリヌス症の疑いのある食べ物を回収した。すると残っていたいずしからボツリヌス毒素が検出された。ボツリヌス菌は自然界に広く存在しており、野菜・肉・魚など普段口にするものにも含まれている。しかし通常のボツリヌス菌は芽胞と呼ばれる状態で毒素を出すことはないため食べても問題はないが、ある条件で増殖して毒素を作り出すという。それは酸素の少ない環境で酸素の少ない環境を好むという。特に30~36℃で最も活発となり、一気に増殖して大量の毒素を作り出してしまう。つまり真空パックにされてから彼女が食べるまでの間にボツリヌス菌が増殖して大量の毒素を生み出した可能性がある。彼女は35日も入院することになったが、幸い後遺症はなかった。いずしは衛生管理・温度管理のもと作れば安全に食べられるが、地方自治体では手作りのものは他人に渡さないように注意を呼びかけている。このボツリヌス症は保存食品の保管方法を間違えて発症した事例もあるという。
食中毒の経験がある人を聞くと坂井仁香はライブで海外に1週間くらい滞在しており、海外の最終日に水道水で歯磨きを磨いてしまったという。他のメンバーはペットボトルで歯磨きをしていたとのこと。辻野かなみは朝ごはんにメロンパンを食べたらそこから体調が悪くなってしまったと言い、笑福亭鶴瓶も一緒だったという。
2000年以降、国内で数件しか発生していないボツリヌス菌による食中毒はある勘違いで発症した事例もあった。レトルト食品は常温保存が可能だがチルド食品は冷蔵保存が必要でこの2つを間違えると大変なことになる。それは関東のある町で起き、夏休み中子どもたちだけで過ごしている家で昼食は鍋で温めるだけで食べられるハヤシライスとなっていた。だが食べようとした時、ニオイや味が変な気がしていた。兄はすぐに吐き出したが、少女は一口飲みこんでいた。異変が起きたのは翌朝で、病院へ行くと手を握ることもできないという筋力が著しく低下して麻痺症状が出ていた。さらにその後自力呼吸もままならない状態となったため、気管挿管が施された。ボツリヌス菌dえの食中毒は稀でこの医師はこの時点ではボツリヌス症だとは気がついていなかった。兄はあの腐っていたソースのことは妹も食べていないと思い、父親には言っていなかった。しかし入院から4日目、呼びかけにも全く反応しなくなり原因はハヤシライスの保存方法だったと判明する。
ハヤシライスを食べボツリヌス症に感染した少女。その原因が判明し、彼女が食べたハヤシライスはレトルト食品だと思い込んでいたが冷蔵が必要なチルド食品だった。レトルト食品は製造過程で細菌が死滅する120℃で殺菌処理をしており常温で長期間保存できるが、このハヤシライスは冷蔵保存するべきチルド食品だった。チルド食品を常温で保存したためボツリヌス菌が増殖し、呼吸筋まで毒素に侵されてしまった。回復に時間がかかってしまい、退院できたのは入院してから1年後となっていた。この事例をきっかけに当時の厚生省は、冷蔵を要する食品にはその表示をわかりやすくすることという通達を出し注意を促した。ボツリヌス菌が繁殖した食べ物は通常異様な味やニオイがすることがあるため、そのような異変を感じたら未開封でも絶対に口にしないようにしなければならない。市販の缶詰も加熱処理が済んでいるが、「食品を気密性のある容器に入れ、密封した後、い加圧加熱殺菌」などと表示がないものには注意となる。そして乳児がボツリヌス症になる食べ物があるという。
食中毒の経験を聞くと杏ジュリアは「ないです!」と言い、スタッフから「ライブ前は生ものはやめた方がいい」と言われるが「たぶん大丈夫なんだけど」と思っているという。
食べ物の中で増殖し、命の危険もあるボツリヌス菌。稀な食中毒ではあるが、乳児は気をつけるべき食べ物があった。実際にジュースにハチミツを加えて与えていると1か月後に異変が起き、ぐったりして呼吸も弱くなりすぐに病院に行ったがその1か月後に死亡してしまった。
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「カズレーザーと学ぶ。」の番組宣伝をした。
「上田と女が吠える夜」の番組宣伝をした。
超ときめき♡宣伝部は結成して10年目になるという。ティッシュ配りから始めており、実際の写真が映され当時のことを話したりした。
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- さいたまスーパーアリーナ
ハチミツを市販のジュースに加えて生後5か月の赤ちゃんに1日2回与えていたら2か月後に死亡してしまった。死因は乳児ボツリヌス症だという。ボツリヌス菌は芽胞という状態で紛れ込んでおり、ミツバチに芽胞が付着するとハチミツに入る可能性がある。成人は問題ないが、腸内細菌がまだ少ない赤ちゃんは腸の中でボツリヌス菌が増殖を始め毒素を発生してしまうことがあるという。腸内環境が整うのは満一歳頃で、健康な乳幼児であればそれ以降は食べても問題はない。
「ザ!世界仰天ニュース」の次回予告をした。