- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ 高畑淳子 ビビる大木 チャンカワイ カズレーザー(メイプル超合金) 潮紗理菜(日向坂46)
日本や世界のダントツ1位に隠された秘密を解説する。
- キーワード
- 中国
ミシュランガイドの星付きレストラン数で東京は16年連続1位。うま味は日本人が見つけた味覚。1908年、池田菊苗博士が昆布だしからグルタミン酸を抽出することに成功しうま味と命名した。1909年、味の素は世界初のうま味調味料を発売。2013年、ユネスコ無形文化遺産に和食が登録されうま味は「UMAMI」として世界共通語になった。うま味を扱う料理が多いことが星付きレストランが多い理由の一つになっている。椎茸は乾燥・冷凍でうま味成分グアニル酸が増える。日本の干し椎茸が欧米のヴィーガンなどに人気になっている。
人口1人あたりのXの1日の利用時間は、全世界は0.7分だが日本は9.0分でダントツ。またユーザーの割合でも日本は国民の半分近くが使っていて世界一。日本でXが人気の理由は、匿名性が高いことや俳句で短文や言葉遊びに慣れていることがある。
英語が母国語の外交官が不自由ないレベルまで習得できる期間は、日本語は1年9カ月以上とダントツに難しい言語。日本語の難しさは3種類の文字があり読み方がたくさんあること。最近は外国人のためにやさしい日本語で車内放送する電車もある。
日本政府の債務対GDP比率は261.3%でダントツ1位。日本の借金は約1280兆円。一方、対外純資産は418.6兆円で日本は32年間世界一。1980年代の日本は貿易で稼いだお金を海外に投資し資産が増えている。世界の家計貯蓄率は、中国が34.8%で1位、日本は3.4%で27位。背景には不景気で給料が上がっていないことや高齢者が貯蓄を取り崩していることがある。都道府県別の貯蓄ランキングで1位は富山県で2168万円。富山県は共働き率、持ち家住宅率、三世代同居世帯の割合が高い。一方、夫婦の平均お小遣いは富山県は42位。
日本の年間1人あたりのティッシュの販売量は約15箱とダントツ1位。日本は花粉症の人が多い。日本人の肌の質と需要の多さで日本のティッシュの質は向上してきた。一方、海外は割高で何回も使い回すこともあるという。ユニクロはニューヨークで開店時にティッシュを配り話題になった。
出演者が発見したダントツについてトーク。チャンカワイは外国人の客が一番買う家電が炊飯器だと話した。潮紗理菜は日向坂46でダントツ人気の弁当はオーベルジーヌだと明かした。
2023年の時価総額は、30位以内に22社ランクインしたアメリカがダントツ1位。日本のトップは自動車会社の42位。また2022年のアメリカの億万長者の人数は約2271万人。日本は約276万人で4位。アメリカ人1000人に行った調査でお金持ちだと思う資産は3億円だった。資産10億ドル以上のお金持ちの人数はアメリカは735人で1位、日本は40人で14位。企業トップの報酬の中央値は日本は約2.2億円だが、アメリカは約31.3億円と15倍近く年収が違う。2010年から1億円以上の報酬がある社長や役員は名前と金額の公表が義務となり、経営者の年俸が9990万円に抑えている企業が多い。
創業200年以上の企業数は1388社で日本人が世界一。創業200年以上の企業の約65%が日本にある。世界最古の会社は創業578年の金剛組。聖徳太子が建立した四天王寺を建てた会社。今では国宝の修理なども手がけている。2005年、経営悪化したが高松建設が救いの手を差し伸べた背景がある。平和が長く続いたことなどが日本に老舗企業が多い理由と言われている。
世界の研究者の人数は、日本は約69万人で3位、中国は約228万人で1位。中国の研究者の人数は10年で倍増している。2008年、千人計画で世界一の科学技術大国を目指し海外の技術者を高い報酬で引き抜いてきた。44の最先端技術でリードしている国を調査した結果、ほとんどが中国と発表された。
1000人あたりの防犯カメラ数は、トップ10のほとんどを中国の都市が占めている。中国国内には6億台以上の防犯カメラがあるとも言われている。中国の監視カメラは高性能で歩き方やシルエットなどで個人を特定できる。監視カメラがあることでスリや窃盗なども減少したという。さらにパンダを見分ける顔認証技術も開発。生態の把握や保護に生かしている。
中国が国民を徹底的に監視する理由は中国共産党への批判をすぐ特定できるため。去年11月、白紙運動に参加した学生の多くが一時拘束された。スペインの人権団体は世界100カ所以上に中国の海外警察署があると発表。亡命した中国人などが政府批判をしていないかを監視し、場合によっては中国に送還することもある。
2022年世界の輸出額は、中国が約521兆円で世界一。2008年リーマンショックをきっかけに中国が1位におどりでた。2023年上半期の自動車輸出台数は、日本は約202万台、中国は約234万台。中国の安い電気自動車がヨーロッパなどで人気。
世界の軍事費はアメリカが約127.1兆円でダントツ1位。世界各地に米軍基地があるためその分だけ軍事費がかかる。また武器の輸出額でもアメリカは約2兆1000億円でダントツ1位。アメリカは軍需産業も巨大で結果的に経済の発展にも繋がっている。去年12月、ウクライナへ供与している「ジャベリン」を作っている会社の株価が史上最高値となった。ウクライナでの戦争が続けば儲かる企業ある。