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日本は中国やスペインからニンニクを輸入する一方、国産の内60%以上を占めているのが青森産。この構図に今変化が起きている。ニンニクの産地が全国に拡大しお得なニンニクも増えている。都内のスーパーイズミでお客さんが手にしたのは群馬県産のニンニク。青森のほか群馬県産など国産ニンニクを販売している。このスーパーでは青森県産を1個189円で販売、群馬県産は青森県産よりやや小ぶりながら3個で214円だった。スーパーイズミでは青森から運ぶより輸送コストがかからないため群馬県産の方が安く仕入れられるという。18歳から新規参入したという群馬県のニンニク農家は18歳の時に初めて作って以来失敗知らず。入沢拓也さんは、雑草の管理さえすれば何も手をかけなくても育ってくれると話した。ニンニクは気候と土壌条件さえ合えばほぼ手間いらず。費用がかかっていない分安く買える値段になる。たっくんfarmでは現在スーパーなどで約150円程だが、規模を拡大してより安く販売するのが目標だとしている。JA全農さいたまでもこの5年でニンニクの作付面積は約1.5倍に増加している。他の作物との兼業農家が増えているとのこと。香川県では匂いを抑えた無臭ニンニクを生産するなど国産ニンニクの選択肢が広がりをみせている。
