ワールドビジネスサテライト (ニュース)
米国では共和党が大統領、連邦議会上院、下院の3つで多数派を占めるトリプルレッドとなり為替市場では円安ドル高が進んだ。米大手運用会社インベスコのアネス氏に株式市場への影響について聞いた。アネス氏は「政策の恩恵を受け勝者となる企業への市場の反応はすでに強く出ている。減税や規制緩和は米国経済や株式市場に明らかにメリットをもたらす」とした。財政赤字の拡大は金利の上昇を生みやすく、株式相場にはマイナスの影響が出る可能性もある。また、引き続き懸念されるのは米国のインフレ。アネス氏は「それほど心配はしていない。インフレは全体的な物価水準の上昇を意味し関税はそれぞれの価格を変えるだけ。消費者には物価高の影響は出るがインフレが全体的に落ち着く中で相殺される」とした。