サンデー・ジャポン (ニュース)
総裁選前倒しを巡る意思確認をあすに控え、石破おろし論戦は最終局面へ。前倒しを求める書面の提出が国会議員と都道府県連代表の過半数、172を超えれば総裁選前倒しとなる。麻生派所属の現職議員らが賛成の意思を表明。一方、平デジタル大臣が批判するなど党内対立が激化している。今週火曜、参院選の総括を巡り自民党の両院議員総会が行われ、敗因を取りまとめた報告書には物価高対策や政治とカネなど9つの要因が自民党離れを招いたと示された。「解党的出直しに取り組む」という言葉も盛り込まれた。総括を巡っては党執行部の責任も焦点になっていた。森山幹事長を初めとした党4役が一斉に辞意を表明。石破総理は「しかるべき時にきちんとした決断をする」と述べた。中島哲平官邸キャップは「総理がかなり厳しい状況に追い込まれている」と指摘している。両院議員総会を終え、高市早苗前経済安全保障担当大臣や林官房長官を支持するグループが会合を行うなど、総裁選前倒しに向けた動きが本格化している。