ニュースウオッチ9 (ニュース)
高市カラーの政策が大きく前進した。インテリジェンス機能の司令塔となる国家情報局を設置する法案は、きょう衆議院の委員会で一部野党も賛成し、可決された。現在、治安や安全保障に関する情報は各省庁がそれぞれ別々に収集しているが、法案では国家情報局には情報を一元化して分析にあたる総合調整権限を持たせ、国家情報会議のもとに設置される。ただ、野党からはプライバシー侵害への懸念や政治的中立性をめぐって指摘が出されていた。また、政府に対し個人情報・プライバーが無用に侵害されないよう十分に配慮することなどを求める付帯決議が賛成多数で可決された。与党側は、あすの本会議で衆院を通過させたい考え。自民・安全保障調査会は、安全保障関連3文書の改定へ論点を整理した。自民は論点整理をもとに検討を進め政府への提言をまとめることにしている。一方、国会への提出時期が不透明な事態となっているのが、再審制度の見直しに向けた刑事訴訟法の改正案だ。先週、政府案が示された自民党の部会では、再審開始決定に対する検察の不服申し立てに関する修正内容に賛否両論が出て議論が続いている。これをめぐって、えん罪の被害者や支援者などが検察の不服申し立てを禁止する規定などを求めて集めた署名を国会議員に提出した。
きのうから開かれている靖国神社の春の例大祭。超党派でつくる自民・維新・国民・参政など126人の議員連盟のメンバーが、靖国神社の本殿に昇殿し、そろって参拝した。また、高市内閣からは城内成長戦略相が参拝。去年10月の内閣発足後、閣僚の靖国神社への参拝が確認されたのは初めて。高市首相は、自民党総裁として私費で玉串料を納めたという。
発足から半年が過ぎた高市内閣。重要法案のひとつ「国家情報局」を設置する法案は一部野党からの賛成も取り付け、成立で大きく前進した形になった。一方、再審制度の見直し法案は国会提出のメドが立たないままとなっている。広内仁は、7月中旬までの後半国会で賛否が割れる法案の合意形成をどう図るか、党内や与野党の駆け引きが続くとした。
