“300億年に1秒”の誤差

2025年5月10日放送 10:32 - 10:40 テレビ東京
ブレイクスルー (ブレイクスルー)

相場英雄が訪れたのは埼玉県にある理化学研究所。本日の開拓者は日本初の革新的な時計作りに挑む東京大学教授・香取秀俊。人類は太古の時代から地球の自転や公転などを頼りに時間を測ってきた。それが1967年に革命が起こり、原子時計が採用された。これは物質を構成する原子の振動回数を測るもので世界基準の時計にはセシウムという金属の原子が使われていて、その振動回数が世界の1秒の基準となっている。今、香取秀俊教授が開発を進めているのはストロンチウムという原子を使った光格子時計。本来原子は見ることができないというが、青く光るストロンチウム原子が見えていた。1つの点に見えるが1000万個の原子が浮いているという。セシウム原子時計は原子を選別し電波の振動回数を測っていたが、光格子時計はレーザーで作った格子状の入れ物に原子を閉じ込めて複数個作り振動回数を計測する。セシウム原子時計の精度は6000万年に1秒の誤差だが、光格子時計は300億年に1秒の誤差だという。しかしこれには満足せずさらなる精度を高める研究を進めていた。
香取秀俊教授に話を聞くこととなり、まずは「光格子の研究を始めたきっかけは?」から。今注目の光量子コンピューターが光格子時計の研究に突き動かすきっかけだった。時間を正確に測れるようになって人類が生み出したもの、それがGPSである。GPS衛生は地上に向けて電波を発し、その発信した時刻と受信した時刻の差を計算。ここで使われるのが人工衛星に搭載されている原子時計である。複数の人工衛星でこれを行うことで位置情報を割り出している。


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