めざましどようび NEWS
昨日、小泉進次郎農水相が都内のスーパーや精米店を視察した。小泉氏は昨日のフジテレビ番組内で「米5kg2000円台を目指す」と明言。早ければ2週間以内に備蓄米が5kg2000円台で店頭に並ぶとした。こうした中で昨夜には随意契約で放出する備蓄米に経費を乗せ、店頭価格が2000円台ではなく2000円となるよう売り渡す方針を示した。これまで放出された備蓄米の95%はJA全農が競争入札で落札。また1回目と2回目で放出された備蓄米のうち、先月27日までに小売業者に渡ったのは約7%にとどまっている。一方、今回の随意契約ではあらかじめ政府が任意で業者を決め、小売店などと直接契約。対象は大手小売業者を想定していて、量はまず30万トンを放出する他、地方に運ぶ輸送費は国が負担するとしている。政府は直接小売りに販売し流通経路を短縮することで、いち早く店頭に米が並ぶ環境を整えたい考え。さらに昨日小泉氏は楽天グループ・三木谷会長と面会し、備蓄米のネット販売での協力を要請した。三木谷会長は随意契約に参加する意向を示し、面会後には楽天のサイトで販売するプランを明かした。玄米のままの備蓄米と精米機のセット販売で流通をスピード化することなども想定しているという。政府は来週月曜にも業者に対し説明会を行うとしている。