ブレイクスルー (ブレイクスルー)
これまでになかった独自のAI活用術で革新的な画像解析を可能にしたリッジアイ・柳原尚史社長は真山仁の小説「ハゲタカ」を映像化したものを用意。生成AIの浸透とともに広がったのが著名人たちの画像を加工して作られたフェイクニュース。AIの社会実装を進める柳原にとって行く手を阻む大きな壁として立ちはだかっていた。悪用されるAIの脅威。柳原尚史は「残念ながらAI技術を悪用する人もいる。リッジアイの中で、前向きなことを考える人が集まる。面白い使い方、社会が良くなる使い方をどれだけみせられるかに尽きると思っている。10個よくすることを常に考えている」などと話した。AIで世の中を変える柳原の原動力はある意外な趣味だった。柳原はトレイルランニングが大好き。トレイルランニングとは舗装されていない道を走るスポーツ。柳原が挑んだのはおよそ170kmのコースを40時間以上かけて走り抜くという世界最高峰の過酷なレース。柳原は「レースをやめる言い訳がボンボン出てくる。それに対して一歩進むのか言い訳通りやめるのか、20時間寝ないで走ってるとずっとそれを考えるようになる。不言実行より有言実行のほうが苦しい」などと話した。