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山形・西川町志津地区は気象庁の観測地点はないものの、県独自の観測で度々日本一の積雪を記録する隠れ豪雪地帯。ある旅館の若女将は県の委託を受けて1日2回積雪量の観測を行っていて、今朝確認すると292cmだった。県の除雪車も年明けから毎日出動しているが、それでも除雪が間に合わないほどの雪が降り続いている。
大雪をもたらしている原因は帯状に連なった雪雲「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」。この帯ができると短時間に大量の雪を降らせるため、交通などに大きな影響が出ることもあるという。同じようにJPCZが発生した7年前には、福井県を走る国道で大規模な立ち往生が発生。約3日間にわたり最大で約1500台が身動きできない状況になった。更にマフラーが雪によって塞がり、一酸化炭素中毒によるものとみられる死者も出た。また落雪の危険もある。雪の事故に詳しい専門家はやわらかい雪と硬い雪の2種類の落雪に注意してほしいとしている。やわらかい雪は人が埋没して窒息する可能性があり、かたい雪は人に当たると骨折や死亡にまで至るケースがあるとのこと。青森県では災害級の大雪に見舞われる中、ホームセンターに人が殺到し、棚が空になってしまうところもみられた。土曜日からの3連休は首都圏でも雪の可能性があるという。
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