ニュースウオッチ9 (ニュース)
高齢化が急速に進む2025年問題では、もう一つ大きな課題に直面。高齢者の救急搬送の急増。神奈川・横浜市・済生会神奈川県病院では、6年間で救急車の受け入れ台数が約3倍に急増。去年、入院した患者の7割は75歳以上で、高齢者の増加に伴い、軽症や中等症の患者が増えている。中には、緊急性がなくても自力で医療にかかることができず、救急車を呼ぶケースも見られる。さらに治療を終えても入院が長引くケースも少なくない。生活を支える人がいないため、自宅に戻れないから。済生会神奈川県病院救急科医長・貝原正樹医師は「高齢者救急、窓口を広げて頑張るべきだが、抱えきれないくらいあふれている」と語った。