ひるおび JNN NEWS
12日に発表された2月の消費者物価指数は、前年同月比2.8%の上昇だった。特に深刻なのが卵。インフレ基調のなかで鳥インフルエンザが発生し卵の供給量が大幅に減ったため、この1年で約2倍の価格に跳ね上がった。リトル・エッグは東京・池袋で姉妹店を展開している。こちらのお店では日米共通でオムレツを提供しているが、卵を含むすべてのコストが高騰しギリギリの経営が続いているという。ニューヨークの食料品店を取材すると驚くような卵には値段がついていた。通常の箱売りが12個で11ドル。高すぎて買えないという客の要望に応え小分け販売も始めた。3個で3ドル。大統領選挙でも争点になったインフレ。トランプ氏は「自分ならすぐに食料品の価格を下げられる」とアピールしていた。現在の責任はバイデン前政権にあるという立場。長引く価格の高騰に国民の苛立ちは募っている。卵の売れ行きは低調で価格は一時的に下落しているが上昇トレンドは今後も続くと予想されている。