浮世絵EDO−LIFE (浮世絵EDO−LIFE)
浮世絵から江戸のリアルな暮らしに迫る。今回は、浮世絵や庶民向けの本を売る本屋の様子を描いた葛飾北斎「画本東都遊」。「絵草紙店」と呼ばれていた店で、店の名前は「耕書堂」。店先の看板では売れ筋の商品を宣伝、北斎が江戸で人気の行楽地などを描いた本「東都名所一覧」も。実はこの本屋、当時一斉を風靡した蔦屋重三郎が開いた店。この店があったのは通油町という町。通油町は当時江戸随一の商業地だった日本橋にあった。この店は大勢の客が訪れる江戸の人気スポットになった。