グッド!モーニング 独自取材
きのう福岡資麿厚生労働大臣が視察したのは、スマホでマイナ保険証を使う実証実験。マイナ保険証をめぐってはおととい福岡大臣がマイナ保険証や資格確認署がなくても期限切れの保険証で、来年3月まで保険診療が受けられると方針転換した。政府はマイナ保険証導入にともない従来の保険証の新規発行を終了している。多くの自治体では国民健康保険の保険証は今年8月以降順次期限切れになっている。しかし、それに気付かず病院を訪れるなどトラブルが続発することを想定し来年3月まで使えるよう延長するという。マイナ保険証の普及はまだ、道半ば。現在登録を終えたのは日本の人口の約1億2300万人に対し8400万人。3分の1が未登録。現場はどう受け止めているのか。東京・練馬区のよしだ内科クリニック・吉田院長はすでに保険証を出す自治体側が混乱をきたしていると指摘。こうした中で、従来の保険証が延長されるという二転三転する政府の方針に疑問を抱いている。厚生労働省はこの対応は来年3月末までの暫定的な措置としていて、医療機関に患者に対してマイナ保険証か資格確認書の持参を呼びかけるよう医療機関に求めている。吉田院長は「現場はゆがんだ形のまま診療を続けなくてはならないことになる」とコメント。