Nスタ (ニュース)
5年に1度行われ、日本に住む全ての人が対象となる「国勢調査」。世帯の人数や配偶者の有無など行政サービスの土台となる国の最も重要な統計調査だ。調査票は調査員が一軒一軒訪れ手渡しするかポストに投函される。回答方法は郵送やネット回答に加え、今回からQRコードを読み込む方式でもできるようになった。デジタルな選択肢が増えるなか、いま増加しているのが国勢調査を装った「偽メール」だ。偽メールに書かれているサイトに飛ぶと実際に国勢調査でイメージキャラクターをつとめている松平健さんの写真や正しい統計局の住所も書かれている。そして「次へ進む」を押すと電話番号を入力する場面になる。専門家は「フィッシングサイトを訪れて電話番号を入力してしまうような人のリストが作れたよとなる。メールアドレスと電話番号がセットでまた他の犯罪者に売られたり悪用されるケースが増える。」などと話す。また国民生活センターによるとメール以外にも偽の調査員が訪れ個人情報を聞き取られるケースもあるという。本物の調査員かどうか判断するポイントは顔写真つきの「国勢調査員証」、「国勢調査2025」と書かれた青い手提げ袋だ。総務省は不審なメールや訪問者には回答せず自治体に知らせるよう呼びかけている。