NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
ことし7月に世界文化遺産に登録された新潟県の佐渡島の金山。きのう佐渡市ですべての労働者のための追悼式が開かれ、生稲外務政務官や新潟県の花角知事など70人が出席した。韓国政府の代表や韓国人の遺族も出席する予定だったが、おととい午後出席見送りが発表された。世界文化遺産登録をめぐって韓国は、“朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だ”として反発。日本政府は、“佐渡島の金山におけるすべての労働者のための追悼行事が毎年現地において執り行われる予定だ”と説明していた。追悼式の欠席をめぐって韓国メディアは、“生稲外務政務官が過去に靖国神社に参拝した”と伝え、これが欠席の理由だという見方を示している。また、韓国外務省は、“生稲議員は2022年7月に参議院選挙で当選したあと、8月15日に靖国神社に参拝したと理解している”としていて、きょう佐渡市で独自の追悼式を開催するという。外務省関係者は“丁寧な意思疎通を図ってきたものの、韓国側が出席を見送ったのは残念だ”としている。また、複数の外務省関係者によると“生稲氏に確認したところ「参議院選挙で当選して以降、靖国神社に参拝した事実はない」と話している”という。