- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像。
少なくとも年間3000億ドル、日本円にして46兆円余り。これは、気候変動対策として先進国が主導して、2035年までに途上国に支援するとした金額。国連の会議「COP29」は成果文書が採択され閉幕したが、途上国からは合意内容を批判する発言が相次ぐ異例の結末となった。会期を2日延長して交渉が続けられた途上国の気候変動対策を支援するための気候資金。具体的な金額について、先進国と途上国の隔たりが大きく、合意にこぎ着けられるのか分からなかった。年間1000億ドル。来年まではこの金額で先進国が途上国を支援することで合意されている。このため、今回のCOPではそれ以降の金額が議論された。採択された成果文書では、先進国が主導して2035年までに少なくとも年間3000億ドル、日本円にして46兆円余りを途上国に対して支援するなどとしている。これまでの3倍だが、途上国側が求めていたのは年間1兆ドル以上。気候変動による影響が深刻化する中、支援の規模が不十分だ”と訴えていた。今回、採択された先進国から途上国への支援の目標額、年間3000億ドルのポイントは、先進国が主導して多様な資金源から集めるとされている点。この多様な資金源とはどのような中身になるのか、今後、具体的な検討がされていくことになる。また、すべての国や機関が協力し、公的資金や民間資金からの途上国に対する支援の規模を2035年までに最低でも年間1兆3000億ドルに拡大させることも呼びかけた。すべての国や機関という点で、中国やインドといった新興国がどれだけ関与することになるのかもポイントになる。次回以降は、今回決まった目標をどうすれば具体的に、かつ途上国が納得する形で実現できるのか、引き続き難しい交渉が行われることになる。
ことし7月に世界文化遺産に登録された新潟県の佐渡島の金山。きょう佐渡市ですべての労働者のための追悼式が開かれ、生稲外務政務官や新潟県の花角知事など70人が出席した。韓国政府の代表や韓国人の遺族も出席する予定だったが、きのう午後になって出席見送りが発表された。世界文化遺産登録を巡って韓国は、朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だとして反発。日本政府は、佐渡島の金山におけるすべての労働者のための追悼行事が毎年現地において執り行われる予定だと説明していた。追悼式の欠席を巡って韓国メディアは、生稲外務政務官が過去に靖国神社に参拝したと伝え、これが欠席の理由だという見方を示している。また、韓国外務省は、“生稲議員は2022年7月に参議院選挙で当選したあと、8月15日に靖国神社に参拝したと理解している”としていて、あす、佐渡市で独自の追悼式を開催するという。外務省関係者は“丁寧な意思疎通を図ってきたものの、韓国側が出席を見送ったのは残念だ”としている。また、複数の外務省関係者によると生稲氏に確認したところ「参議院選挙で当選して以降、靖国神社に参拝した事実はない」と話しているという。
前身の組織から合わせて創立130年となった台湾の最大野党・国民党。トップの朱立倫主席は、与党・民進党への圧力を強める中国との緊張緩和に努める考えを示した。一方で、米国や日本など重要な民主国家と非常に密接な関係を築くと述べ、党の国際化を進め民主主義の国々とも良好な関係を構築していく姿勢を示すことで、幅広い支持の獲得を目指すねらいがあると見られる。
大相撲九州場所。千秋楽の中入後の勝敗を伝えた。
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全国の気象情報を伝えた。
能登で被災された方、厳しい状況が続いている。改めて国の細かい支援が必要だと話した。