news23 (ニュース)
緊張が続く中東情勢は21日、新たな局面を迎えた。イランの核開発の中核とされる施設が地下80メートルにあるとされており、作戦名は「真夜中の鉄槌」となっていた。アメリカ国防総省によればフォルドゥとナタンズの核施設に14発の「バンカーバスター」を実戦で初めて投下したという。支援を求め続けてきたイスラエルは今回の攻撃を絶賛した。イラン原子力庁は「国家産業」の発展を決して止めることはないとのことで”核開発を続ける姿勢”を強調した。トランプ大統領はハメネイ師をトップとするイランの体制について”転換”を示唆した。アメリカ軍に攻撃を受けたあと、イランはイスラエルにミサイル攻撃を行い子どもを含む少なくとも23人がけがをしたという。そしてイランが次の一手に繰り出したのが「ホルムズ海峡の封鎖」である。国営メディアによればイランの国会はすでに承認しており、最終決定は最高安全保障委員会の判断が必要になるという。日本が輸入する原油”約9割が利用”しているというホルムズ海峡は一時1バレル78ドル台をつけ約5か月ぶりの高値になるなど早くも影響がみられはじめている。ロイター通信によると「ゴールドマン・サックスが想定」する最悪のシナリオでは原油価格が「100ドル/1バレル」を超える可能性があるとしている。