Nスタ スペシャル 能登地震1年 ~能登に生きる、未来へつなぐ〜
去年1月、真脇魁27歳は自宅で家族と共に被災した。海岸付近には高さ5m超の津波が押し寄せた。石川・珠洲市で甚大な被害を受けた住宅は約5500棟にのぼる。去年1月の取材時には、地元に残って出来ることがあるのではないかと語っていた。甥のメンタルが心配になってきたといい、能登のこどもたちに笑顔をと心に決めた1年の始まりだった。車のコーティング業を営み、作業場は被害を受けたが依頼先で仕事を続ける傍ら、去年5月にはライブを開催し、笑顔をテーマにした曲を歌った。6月には子どもたちを集めて運動会。地元の若者達が集い、地域の人も集まれるイベントを開催していった。7月には珠洲市内の避難所に提灯を渡し、夢や希望を書いてもらった。8月、珠洲の街に灯った希望の灯。しかし9月に能登を襲った豪雨。土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ街に濁った水が溢れた。真脇が仕事で使っていた車の濁流の被害に。それでも全国の子どもたちと共に作った動画を配信し、能登の今を発信し続けている。真脇魁のコメント「若者が動けば力を与えられると思うので、子供らの笑顔が宝だと思う」。
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- 珠洲市(石川)令和6年 能登半島地震