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ハーバード大学教授でIMFチーフエコノミストを経て筆頭副専務理事のギータゴビナートのインタビュー。ゴビナートは「日本ではとても重要な変化が起きている。30年にわたるゼロインフレから脱した。今は日銀の目標を上回って物価が上昇しているが、年末までには目標値に下がるだろう。日銀は前の金融政策からの脱却に成功している。市場を混乱させずに実現させていることはとても前向きな兆候」と話す。一方課題については多額の公的債務を指摘、「金利が上昇し続けることを考慮すると2030年以降、日本のGDP対比の負債は増加傾向に入るとみられる。財政再建の道筋をつけ今すぐ行動することが重要」と話す。また日本のエネルギー価格への補助金について、これを削減することは財政だけでなく成長のためにも必要と強調した。