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随意契約で売り渡された備蓄米の店頭販売が前倒しで昨日スタートした。5キロ2160円の古古米を求めて250人を超える長蛇の列が出来た。千葉県のユニディ松戸ときわ平店ではアイリスオーヤマが随意契約した備蓄米(2022年産)を5キロ2160円で販売開始。用意された備蓄米は65袋。仙台市では95枚の整理券に対し250人が行列を作った。東京都大田区のイトーヨーカドーでも5キロ2160円で500袋を販売。味の感じ方に個人差はあっても販売価格はどの店舗でも5キロ2160円が実現。小泉農水大臣は地元の横須賀市を訪れた。小泉農水大臣は「みなさんの協力のおかげ」とコメントした。2000円台の備蓄米に懸念する声もある。千葉県にある米農家は、1週間前に田植えを終えたばかり。1200トンの収穫があり、すべて主食用。売り出された備蓄米が2000円台なため、新米の値段設定が悩みの種。たけやまの伊藤享兆社長は「新米は3500円のラインで販売計画を考えている」とコメント。品種はふさおとめ、ふさこがねで8月1週目ごろ収穫し約3日後に店頭へ。随意契約の備蓄米は8月までに販売を終了する予定。おととい受付けが開始された古古古米の随意契約はメールの受付けが約1300件に達した。あす午後5時に受け付けを一時停止する。品川区の米店では古古古米の備蓄米を24トン申請した。内田米店の内田幸男社長は「多分売れてしまう、ネットでも売っているので」とコメント。精米設備を完備しているので入荷さえすれば即日販売が可能だという。古古古米1800円だと利益はどうなるのか。700円くらいの利益。備蓄米の精米依頼が殺到しているのが岐阜県にあるギフライス。恩田社長は「どう精米していこうか悩んでいる」とコメント。週末も休まずフル稼働している。物流の問題も出ている。埼玉の運送会社は備蓄米に関してまだ3トンしか運んでいないという。そもそもの問題は、政府の備蓄米倉庫から精米工場への輸送が遅れている。通常業務の隙間に備蓄米を運搬しているの勤務管理が困難になっている。G.R.TRANSの山際社長はスケジュール管理の困難を訴えたうえで「会社は一致団結している」とコメント。