NHKニュース おはよう日本 （ニュース）
有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、「PFOS」と「PFOA」は有害性が指摘されている。国はこの2つの物質の合計値を水道水1リットルあたり50ナノグラムとするこの暫定目標値を設定しているのが、各地でこの目標値を超える値が検出されている。日本水道協会が今月公表した2022年度の水道水の水質検査の結果では、一定の濃度を超える値が3年連続で検出されている。このことから、PFASの2つの物質について、自治体などの水道事業者に水質検査や一定の数値を超えていた場合に改善を義務付ける水道法上の「水質基準」に引き上げるかどうかの検討を本格化させることになった。今後、専門家による会議で議論を進めることにしている。