世界!ニッポン行きたい人応援団 今注目!ニッポンの和食文化あごだし
あごだしを愛するマックスさんに密着。やってきたのは焼きあごを作るはたした。はたしたでは昔ながらの伝統的な炭火焼で焼きあごを作っている最後の1軒。使用するあごは幼魚で小さい分だけ脂分が少ない。五島では産卵を終えて南下してきて、ちょうど上五島と平戸の間で海を下がっていくのでこの大きさが穫れる。マックスさんは定置網漁に同行し体験した。とれたてのトビウオを炙って粗塩と甘めの醤油でいただいた。
続いて焼きあご作りを体験する。使うのは秋に獲れたトビウオで瞬間冷凍していたもの。骨が通る胸鰭の付け根に焼串を刺す。多い日には1日に2500尾をあごを串に突き刺す。焼きは黒炭を使用しており特注の焼台で600℃の高温で焼いてうまみを閉じ込める。焼き立てのあごを試食させてもらった。焼き上がった焼きあごは冷風乾燥室で5日間乾燥させる。作業をおえると畑下さんから飲みに誘われた。畑下さんの自宅でマックスさんの歓迎会が開かれた。料理には炊き込みご飯などが用意された。食事中、畑下さんが焼きあごの仕事を始めたきっかけを聞くと元々漁協のサラリーマンをしていたが炭火であごを約文化が無くなっていくかもしれないと思い、妻に相談し始めたという。
あごだしの極意を学んできたマックスさんは集大成としてあごだしのラーメンを作ると話した。出しは冷蔵庫に一晩寝かせる。すると畑下さんの長男である響太さんが見せたいものがあるとおやってきたのは蛤浜海水浴場で一緒に海に入った。そして翌日出汁を取り出し、教わったとおりに加熱やアクを取り除く。麺はあごだしに合うよう細麺を使用し、具材を丁寧に盛り付けて完成し畑下さんたちに振る舞った。そして別れのとき、マックスさんがお礼の手紙を読み上げ、畑下さんたちからは焼き串をプレゼントしてもらった。