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角煮丼屋くろしろ 端なれの「豚の角煮丼定食」を紹介。調理の際に出るお肉の切れ端は5キロあたり約1.3キロになることもある。これまでは従業員のまかないなどで利用していたが、それでも使い切れないため、新店舗で先月から切れ端だけを使った角煮丼の提供を始めた。仕込みは本店で行い、味付けはまったく同じだが、切れ端の角煮丼は800円安く食べられる。長引く物価高の中、本来なら捨てられてしまうお手頃な食材“切れ端”グルメが注目されている。埼玉・越谷市のスーパーマルサン越谷花田店では一部欠けたニンジンは普段は店に並べられないが1本21円で販売。料理の写真やレシピを投稿するSNSにある切れ端レシピを紹介。
物価高の中で需要が伸びている“切れ端”グルメもある。寿司ネタなどを販売する会社では切れ端を加工し、解凍するだけで手軽に使える商品「海の端っこシリーズ」を展開。簡単に巻き寿司が作れる「しめ鯖阿蘇高菜巻き芯」やホタテの切れ端を使ったあぶりホタテの棒寿司など、切れ端は同じ魚でも約5割安く流通するという。この会社では約1年前から回転寿司店など取引先も増加していて、特に居酒屋からの注文が好調。タカダ戸出浩三代表取締役は、安価で売れるというのが非常に着目されているのはこの1年くらいで感じると話した。街の人にも食材の切れ端の活用術を聞いた。切れ端レシピが家計を守ることにつながるかもしれない。