がん患者が社会で担う役割 フランスの「患者の大学」とは

2025年5月12日放送 4:09 - 4:12 TBS
TBS NEWS (ニュース)

パリの総合病院の一室で行われているある授業に参加しているのは全員がんを経験した人たち。フランスの名門・ソルボンヌ大学が開設している1年間の特別コースで、その名も「患者の大学」。この日は参加者がそれぞれのがん経験を共有することからスタートした。長期にわたる治療や再発リスクのためフランスではがん患者が職場に復帰しても2年後には4分の1が退職すると言われている。一方でこの患者の大学ではそうした厳しい治療や不安を乗り越えた経験を社会でいかせるスキルへと変える方法を学んでいく。15年前に始まってからこれまで1000人近くを社会に送り出していて、その多くがかつての自分と同じような不安を抱えるがん患者たちと向き合っている。2年前に卒業したカロリーヌ・コーエンさんは再発を防ぐ治療を続けながら病院で「患者パートナー」として働いている。彼女の仕事はとにかく患者と接すること。がん経験者だからこそ気付ける支援を行っている。2人に1人ががんを経験する日本でもこうした取り組みがより大切になるかもしれない。


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