NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
朝鮮半島有事を想定した米韓両軍による定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」は、きょうから今月20日までの日程で韓国で行われる。米韓両軍は、ロシアと軍事協力を深める北朝鮮軍の戦略や戦術の変化を演習の想定に反映したとしている。また、陸海空と宇宙、それにサイバーなどのすべての領域で訓練を展開するとしていて、期間中におよそ70の野外機動訓練を実施するという。合同軍事演習の実施は、ことし1月にトランプ政権が発足したあと初めてで、アメリカで政権が交代した中、米韓両軍は「同盟の結束に変わりはない」とする立場を強調している。一方で、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は今月7日、演習について「情勢悪化の嵐をもたらす」と主張する論評を伝え、「敵国は代価を支払うことになる」と反発を示した。米韓両軍は北朝鮮の動向に警戒を強めている。