モーサテ きょうのマーケット
みずほ証券・三浦豊がきょうの株価の見通しについて電話解説。日経平均予想レンジ:3万8600円~3万9100円。きょうの東京市場について、昨日下落していたことや円安を受け反発して始まるのではないか。ただ、買い一巡後は米国株下落から反落し、日中は押し目買いと手じまい売りが交錯して値幅を伴い乱高下すると考えている。注目ポイント:米国株優位の中でSQに向けた調整も。アメリカ株と日経平均の関係について、グラフ「米国大統領選後の騰落率」をもとに、アメリカの強さが際立っており、NN倍率が足元で一段と低下しておりアメリカ有利の状況が強まっており、今後も株式市場でも米国ファーストの動きが続くと思われる。日本株は米国株ほどは上昇せず、米国株が下落傾向になると米国並みかそれ以上に下落するのではないかと思われる。次のSQについては、日経平均は3万9000円を下回っていて、先週末のSQ後に下落した形となっている。SQ後に下落すると軟調に推移し、上値が重いと見られることから、下落しやすい不安定な状態といえる。11月のSQ値を下回っていると、不安定な状態は来月のSQまで続く可能性があるのではないかと思われる。先物がらみ需給動向での注意については、日経平均は乱高下しやすく、ナスダックは9月から大きく上昇しており、今後一服し下落することが予想される。そうなると、日経平均下落も予想される。今後の投資家の対応については、日経平均の累積売買代金などから、3万9000円以上など上値を買うのを手控え、3万8000円割れから価格を分散した押し目買いでリバウンド時に利食う押し目買い、戻り売りスタンスが有効。