めざましテレビ NEWS
今日の雨雲の予想を紹介。きょう朝から夕方にかけて、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県で線状降水帯予測情報が出ている。きのう午後7時20分ごろに鹿児島県鹿屋市で撮影された映像では、どこまでが道路かわからないような状態になっていた。撮影者は「車のタイヤが見えなくなるくらいまで冠水していた」などと述べた。きのう午後7時8分ごろ、鹿児島県大隅地方に今シーズン初めてとなる線状降水帯が発生。気象庁は顕著な大雨に関する情報を発表した。土砂災害や河川の増水などに注意が必要。きのう九州地方を襲った大雨。鹿児島県指宿市では24時間雨量が359.0ミリの雨を観測した。住宅街のそばを流れる小川が氾濫し、近くの家の床下すぐまで水が迫っていた。近隣住民は「ポンプが回っているが雨が多くて追いつかない」などと述べた。床上浸水の被害が出た住宅もある。撮影者によると、きのう正午ごろには足首の高さだった水が、約40分後には膝下の高さになっていたという。鹿児島県ではきょう、再び大雨となるおそれがある。現在も鹿屋市で約10万人に避難指示が出ている。気象庁はきのう、中国、近畿、東海地方で梅雨入りしたとみられると発表した。東京・銀座では冷たい雨が帰宅時間を直撃し、傘を持たずに走る人の姿もあった。関東甲信地方はきょうにも梅雨入りするとみられていて、きょう梅雨入りした場合、平年より3日遅くなる。今年の梅雨の傾向について日本気象協会・吉田友海気象予報士は「早い時期から大雨に警戒が必要」と指摘した。フィリピンやインドネシア周辺の海域で海面水温が平年より高くなっている関係で、積乱雲が発生しやすく、太平洋高気圧が平年よりも強い状態となっているため、暖かく湿った空気が高気圧に沿うように本州付近に流れ込みやすくなっているという。