サン!シャイン (ニュース)
米中首脳会談は、APEC首脳会議の会場から車で1時間ほど離れた韓国・釜山の空港内の施設で行われる見通し。セキュリティや情報保護のほか、アメリカと中国に対する反発デモの可能性も考慮されたとみられている。双方が対立するなか、どちらかの滞在場所には行きづらいといったことも踏まえた対応とみられる。トランプ大統領は会談に先立ち、中国が合成麻薬「フェンタニル」のアメリカへの流入で対応を強化することを条件に、中国への追加関税を引き下げる意向を示している。中国がレアアースの輸出規制を1年延期する代わりに、アメリカが中国に対する100%の追加関税の発動を見送るのではないかとの見方も出ている。首脳会談の開催が決まった時点で、何らかの合意は見込めるだろうとの意見が多い。両首脳が会談するのは2019年以来6年ぶりで、トランプ大統領は、会談は長時間に及ぶと明言している。ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた協力を求めるなど、多くのテーマについて協議するとみられている。
