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山林火災が発生している岩手県大船渡市では、きのうまとまった雨が降った。大船渡市では雨の影響で火の勢いは弱まっていて、さらなる延焼は確認されていないという。市は赤崎町の一部の大船渡湾側の地域で避難指示の解除を検討している。解除の時期は現時点では未定としていて、今後、延焼の範囲などを見ながら慎重に判断するとしている。一方、市によると、数か所から白い煙が上がっていて、まだ鎮火のメドは立っておらず、消火活動が続いている。全国から派遣された消防隊員は2000人余り。このうち、おとといまでの4日間派遣された、宮城県南三陸消防署の千葉誠消防指令が取材に応じた。「地中に火種が残っていて、再び火が出ることもあった」という。今回の山林火災、これまでに市の面積の9%に当たるおよそ2900ヘクタールが焼失した。住宅や空き家など78棟で被害が確認されているが、調査ができていない場所もあり、被害はさらに増える可能性があるとしている