クローズアップ現代 “水道クライシス” ”全国危機MAP あなたの町は大丈夫?
給水人口約11万人の福島県会津若松市。全国でもいち早くAIを活用し更新する水道管の優先順位を決めている。水道管の古さや種類、交通網、土壌など劣化を早める要因も計算に入れた。2年間で43万トンの漏水を減らすことができた。同時に力を入れるのが広域連携。この日は会津坂下町への技術指導。これまでは自治体ごとにばらばらの方法で行ってきた維持管理を災害時にもサポートできるように連携して地域で強い水道をつくることが重要だと考えている。
宮崎市田野町。水道課の職員が週に4回、給水車で水を運んでいる。運搬給水のきっかけは19年前の土砂災害。浄水場や水道管が流されてしまった。当初は別の場所から水道管をひく復旧工事を考えたが多額の費用がかかることがわかり、10分の1の予算ですむ運搬給水を選んだ。住民の理解も得てはじめた運搬給水は現在、2世帯が利用している。