首都圏ネットワーク (ニュース)
川崎莉音さんと江森百花さんは現役の東京大学の学生。活動のきっかけについて、江森百花さんは地方出身だったこともあり、東大に出てきて都内の学生と地元の女子学生の進学意識の差を感じた。地方の女の子たちが選択肢に入っていないというだけで難関大を目指せないというのは勿体ないと思い、現状を変えるために活動を開始したと話した。江森百花さんは静岡、川崎莉音さんは兵庫出身。1つ目のポイントは「お金」。全日制公立高校に通う生徒の補助学習費は男子:約19万6000円、女子:約14万5000円。川崎莉音さんは保護者からの進学期待に男女差があると話した。2つ目のポイントは「意思・志向」。浪人の肯定度を調査したところ、男子よりも女子の方が浪人したくないと考える傾向にあるという。特に地方出身の女子の肯定度が低い。江森百花さんは婚期が遅れるなどの強い固定観念があると話した。3つ目のポイントは「東京の住まい」。都内周辺の県人寮の約6割が男子専用になっているという。川崎莉音さんは支援体制に男女差があると話した。江森百花さんは地方の女の子は難関大に進学するというロールモデルが少ない状態なので、ロールモデルを提示する活動をしていきたいと話した。川崎莉音さんは社会全体としてこの問題に取り組んでいけるようになったらいいと話した。