ニュースウオッチ9 (ニュース)
このあとウクライナ情勢を巡り、世界が注目する米ロ首脳の電話会談が行われる。アメリカ・トランプ大統領は「ロシアもウクライナも状況は良くないが、和平合意、停戦、平和を実現できるか見極めたい」と述べ、停戦の実現に改めて意欲を示した。18日のプーチン大統領との電話会談では、領土と発電所、特定の資産の分配について協議するとしている。ただSNSには「最終合意の多くの要素について、すでに合意に達しているが、まだ多くのことが残っている」とも投稿。協議の行方が注目されている。30日間の停戦案の受け入れを表明しているウクライナ側。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「モスクワに戦争終結を受け入れさせるには、圧力が必要」と述べた。これまでにプーチン大統領は「停戦は危機の根本的な原因を取り除くものでなければならない」と発言。ロシア外務省の高官は「確固たる安全の保証が合意に含まれることを要求する」としていて、「安全の保証の一部には、ウクライナの中立化とウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への加盟拒否が含まれなければならない」としている。ロシア大統領府・ペスコフ報道官は、電話会談はこのあと、日本時間の今夜10時から深夜0時までの間に行われる予定だと明らかに。アメリカとの間には一定の理解があるものの、話し合うべき問題も多数あるとしている。