Nスタ (ニュース)
アメリカ・トランプ大統領と中国・習近平国家主席が会談を行った。対面での会談は6年ぶりで、第2次トランプ政権では初めて。会談冒頭、「我々はすでに多くのことに合意している。今からさらに多くのことに合意するだろう。長い期間にわたりすばらしい関係を築くだろう」と述べたトランプ大統領に対し、習主席は「中国の発展と『アメリカを再び偉大に』という目標は決して矛盾しない」などと応じ、両首脳は関係の安定化を目指す考えを示した。会場を後にする両首脳が握手し穏やかに言葉を交わす様子も見られた。会談後、トランプ氏はアメリカに向かう畿内で「今回の会談は10点満点中12点だ」と述べ、来年4月の中国訪問で合意したと表明。その後、習主席がアメリカを訪問するとしている。さらに、中国側がレアアースの輸出規制導入を1年間見送ること、米国産大豆の輸入の大幅拡大、「フェンタニル」の米国への流入対策強化などで合意したと説明。一方、中国商務省はアメリカ側がフェンタニル流入を理由に中国に課す20%の追加関税を10%に引き下げることや、中国製の船などを対象にした追加の港湾使用料の徴収を1年間停止することなどで合意したとしている。
