大下容子ワイド!スクランブル 未来をここからプロジェクト SDGs
テレビ朝日では未来をここからプロジェクトの一環で、気候変動問題などSDGs企画を伝えている。富山県高岡市のアルハイテックでは、捨てられたアルミを再利用してクリーンな水素発電のシステム開発を進めている。社長の水木さんは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくる、ゴミを燃料にして走るデロリアンを思い描いている。アルミのついた廃棄物から紙パルプとプラスチックを除去して綺麗なアルミを取り出し、アルミと反応液を混ぜることで化学反応が起こり水素が発生し、燃料電池に送り発電する。通常水素製造に使われる水酸化ナトリウム水溶液は一度使うと機能が低下するが、独自開発の反応液は約100回繰り返して利用でき、その後も浄化して再利用できる。反応液とアルミがあれば二酸化炭素を出さずに必要に応じて水素発電ができる。工場や施設に設置でき、水素を貯蔵するコストや運搬する際の二酸化炭素の排出が抑えられる。社長は去年の岸田総理の中東訪問に同行し、その後COP28に参加した。キャスターがついて移動できる小型の装置を開発し、電源は必要ない。