ワールドビジネスサテライト (ニュース)
茨城県に残った唯一のイトーヨーカドー竜ヶ崎店が25年余りの歴史に幕を閉じた。ヨーカドー店内でラーメンやたこ焼きなどの軽食を販売する「ポッポ」には長蛇の列ができていた。多くの地元の人たちに利用されたイトーヨーカドー。ただ、業績不振が続き、閉店を進めてきた。店舗数は92と最盛期(182店舗)からほぼ半減し、これまでに北海道や東北、信越エリアから撤退している。親会社のセブン&アイホールディングスは業績不振が続くイトーヨーカ堂などを束ねる中間持ち株会社を設立して保有する株式の過半数を売却する方針。この株式の売却を巡っては候補となっていた投資ファンド3社の中からアメリカのベインキャピタルに優先交渉権を与える方針が明らかになっている。ベインキャピタルは中間持ち株会社の価値を7000億円以上と評価した模様で今後、出資比率の協議などに入るという。