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きょうのギモン:インフル“過去最多”…薬足りる?。厚生労働省は、先月23日〜29日のインフルエンザ感染者が1医療機関あたり64.39人と現在の方法で統計を取り始めて以来最多となったと発表。国立感染症研究所によると、インフルエンザ感染者は47都道府県すべて前の週より増加している。こうした状況の中、沢井製薬は「タミフル」ジェネリック医薬品(オセルタミビル)の供給を一時停止すると発表。製造が追いつかず供給が難しい状況だという。薬の需要が想定を大幅に上回ってしまった。インフルエンザの治療薬はタミフル、リレンザ、ラピアクタ、イナビル、ゾフルーザ、東和薬品・オセルタミビル。沢井製薬・オセルタミビルの医療機関への供給量は約15.3万人分(全体の約26%)。ヒルマ薬局薬剤師・比留間康二郎さんによると、インフルエンザ治療薬は欠品せずに提供できており、入荷もできて在庫は確保できているという。国・都道府県の備蓄量は約3817万人分。子どものインフルエンザ治療薬ではタミフルと沢井製薬・オセルタミビルのみが粉薬(ドライシロップ)。そのため東京都内のあるクリニックでは小学生3年生くらいから吸入薬を上手に使える場合はリレンザやイナビル、錠剤を飲める場合にはゾフルーザにするなどして粉薬を使う子どもの薬が不足しないようにしている。厚労省はきのうタミフルやタミフルのジェネリック医薬品について過剰発注しないよう医療機関などに通知を出している。