なないろ日和! (特集)
目黒区にあるアクセサリーミュージアムは、アクセサリー製造を営んでいた夫婦が自宅を改装して作った専門の美術館。世界のアクセサリーが約5万点所蔵。コスチュームジュエリーは、使用素材に制限がなく、時代や流行にあった装身具の総称。1830~1900年代のイギリスは、大英帝国が飛躍的に反映した時代で、ファッションは豪華な刺繍。フリルやレースで装飾された襟や袖口、コルセットで締め付けたウエストが特徴。コスチュームジュエリーで代表的なのは鉄が素材のカットスティール。さらに本物の玉虫を使ったジュエリーも登場。1900年前後、植物や虫といった自然をモチーフにしたジュエリーが数多く生まれている。1940~1960年代のファッションは、既製品がなくオーダーだった。フランスを代表するオートクチュールデザイナーのクリスチャン・ディオールが台頭したのもこの時期。そんな中、衝撃のファッション「ミニスカート」が登場し、ファッション・コスチュームジュエリーが大きく変わっていったという。1960年代後半~1980年代、若者向けの斬新なファッションが登場。1960年代にアメリカで大流行したファッションに合わせるコスチュームジュエリーはピースマーク、スマイルマークなど身につけるものが一気に多種多様になっていった。ここから伝統や制度に縛られない自由なファションが加速していった。1980年代にはマリンルックが流行。さらに、この施設ではアクセサリー教室を毎月行っている。海附さんがネックレス作りを体験。