報道ステーション (ニュース)
ハマスとイスラエルが19日から6週間停戦することで合意した。歓喜の渦はガザ全土で沸き起こった。ハマスとイスラエルの衝突から1年と3か月。合意には、恒久的な停戦に向けたロードマップが示されている。まず第1段階として今月19日から6週間、停戦を開始。その間に次の段階に移行するための協議を行い第2段階で、イスラエル軍の全部隊をガザから撤退させるという内容。一方のハマスは最初の6週間で人質33人を解放し第2段階で残りの人質を解放する流れ。人質たちの家族の心中も喜びと不安が入り混じっている。ハマスに捕らわれている人質は98人に上るとされうち36人が命を落としているといわれている。これまで何度も持ち上がりながら合意にたどり着くことはできなかった停戦案。実は、トランプ氏がこの件について動き出したのはかなり早く大統領選直後にホワイトハウスを訪問し政権移行について協議した時からだといわれている。中東担当特使・スティーブウィトコフ氏に課せられた任務は大統領就任式までの停戦合意。ウィトコフ氏はイスラエルに飛びネタニヤフ首相に直談判。この時、バイデン政権の中東担当者もスピーカーフォンで協議に参加していたそう。現政権と次期政権がタッグを組んで交渉に当たるという異例の構図。