めざましテレビ NEWS
農林水産省は先月のコメ相対取引価格が2万5927円だったと発表した。2006年の調査開始以来、5カ月連続過去最高を更新。依然として直売所や常連客によるコメ争奪戦が起きていて、千葉県いすみ市・新田野ファームでは、現在倉庫にあるのは種籾のみだという。最近になって中国系、ミャンマー人が「500kg、600kgほしい。売るためだ」と買い付けにきたとのこと。政府の備蓄米放出を来月に控える中、相次ぐ転売目的の買い付け。SNSで米を販売するという中国人女性。取引場所は千葉県内の住宅街を指定。取材班が女性の自宅を訪問。中国人女性からコメを買った近隣住民は、30kg2万3000円で購入。転売の実態ではフリマサイトでも。また、都内の米販売店には、これまで取引のなかった異業種から大量のコメがほしいと言う要望もあった。番組が米農家や販売典に「転売目的の疑いがある問い合わせがあった」と回答した。コメ農家や販売典は15件中10件。最も気になるのは、21万tの備蓄米を来月放出することによるコメの市場価格の行方。農業ジャーナリスト・松平尚也氏によると、備蓄米は来月末から店頭に並ぶ見通しで、4月にかけて徐々に価格が下がり、消費者が安くなったと実感出来るのは5月頃と予想。