首都圏ネットワーク (ニュース)
農林水産省は業者間の米の取引価格の指標としてJAグループなど大手の集荷業者が卸売業者に販売した際の価格、相対取引価格を毎月公表している。先月分の結果がきょう公表され対象となった118の銘柄すべての平均価格は60キロ当たり税込みで2万6485円だった。前の月より558円高く6か月連続で最高値を更新した。去年の同じ月は1万5303円で73%上昇したことになる。一方、農林水産省はことし収穫される主食用の米についてことし1月末時点の都道府県ごとの作付けの意向も発表し茨城県など19の道と県で去年より作付面積が増える見通しだとしている。農林水産省は米の価格の上昇などを受けて農家の間では増産の意欲が高まっていることが背景にあると見ていて今後の米価格への影響が注目される。