京成本線のある風景 (ニュース)
コンクラーベが行われるシスティーナ礼拝堂には枢機卿たちが集まった。投票できるのは80歳未満の枢機卿のみ。史上初のヨーロッパ出身者が半数を下回る一方、アジア・中南米・アフリカ出身など多様化が進んできた。コンクラーベとはラテン語で「鍵がかかった」という意味。13世紀に教皇選出が紛糾し空位が続いた際、市民が枢機卿らを閉じ込め選出させたことが由来とされている。枢機卿たちは緊急時を除き外部との連絡を禁じられるなど投票は秘密が厳しく保たれる中で実施。3分の2以上の票を獲得し教皇就任を受諾する枢機卿が現れるまで投票は繰り返し行われる。20世紀以降で最も時間がかかったのは1922年、ピオ11世を選出したコンクラーベ。決まったのは5日目で投票は14回にも及んだ。投票結果は礼拝堂の煙突からあがる煙の色で知らされる。新教皇が決まらない場合には黒い煙。決まった場合は白い煙があがり、鐘が鳴らされることになっていた。