サッカーW杯閉幕 今大会が投げかけたものは

2026年7月22日放送 14:50 - 14:59 NHK総合
時論公論 (時論公論)

アメリカ・カナダ・メキシコの3か国共催で行われたサッカーW杯。日本はブラジルに競り負け決勝トーナメント1回戦で敗退。観客は過去最多680万人余。今大会の最大の特徴は史上最多の48チームが出場したこと。中でも初出場のカボベルデの躍進が印象に残った。ゴールキーパーのボジーニャ選手のSNSはフォロワーが5万人から1000万人以上に増えた。アフリカは出場チームが前回大会の5から10に増え9チームが1次リーグを突破し大きな存在感を示した。一方、出場チームが9に増えたアジアは1次リーグ突破は日本・オーストラリアのみの厳しい結果になった。出場チームの増加にはW杯の価値が下がると懸念する声も根強くある。ただ長期的にはサッカー新興国が経験を重ね力をつける可能性もある。
FIFAは今後出場チームを64に増やす構想があるとも伝えられている。普及に加え収入最大化も背景にあるとみられている。FIFAは各国・地域のサッカー協会に収入を分配しさらに今大会は賞金総額も増額して6億5500万ドルを支給している。一方、収入最大化には懸念もある。チケットは需要に応じて価格が変動するダイナミックプライシングが導入され大衆のスポーツから富裕層のスポーツになりすぎてしまうと普及にもブレーキがかかってしまう可能性がある。また今回はアメリカと対立するイランに厳しい対応が取られ政治が影を落とした大会でもあった。中でも注目されたのはアメリカの選手に出されたレッドカードを巡る処分の猶予。トランプ大統領はFIFA・インファンティーノ会長に電話し再検討を求めたことを認めている。この判断にはUEFAがレッドラインをこえたと非難するなど批判が相次いだ。


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